ラーメン横綱
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■■■ 横綱の歴史 ■■■

【第四章】規模拡大から、中身の成長へ 〜第二成長期〜
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現場で陣頭指揮をとる店長、数店舗を統括するブロック長なども育ち、組織としても安定してきたラーメン横綱は、今までの「規模の拡大」から「中身の成長」へと力を傾けます。
攻めばかりでなく、将来への基礎づくりを着実にしてゆくこと。
創業以来の努力を糧に、将来への安定した経営基盤づくりを推し進めるラーメン横綱の第二成長期を紹介します。


1.「東」への第一歩 〜(株)横綱東海の設立          
1平成5年から7年にかけて大阪の店舗を次々とオープンさせていたとき、次和の目は同時に「東」へも向けられていました。「東」の最終目標はもちろん東京です。でもその前に、その途中に位置する大商圏である東海地区を見逃すわけにはいきません。大阪への出店が一段落してすぐに、次和は「東」へ進むことを決心します。東への第一歩は愛知県を含む東海地区です。そのためにまず新会社「(株)横綱東海」を設立し、愛知県の人口、交通量、商圏など徹底的に調べ上げました。その後平成7年6月に愛知県安城市に安城店、名古屋市港区に港店、刈谷市に刈谷店と次々に出店していきました。この時点で横綱グループは京都府8店舗、大阪府8店舗、三重県1店舗、愛知県3店舗と近畿、東海二府二県にまたがり20店舗を展開するに至りました。


幹線道路を疾走する横綱の輸送トラック、通称「ヅナ号」。
主要な店舗がすべて幹線道路に面したロードサイド店ということもあって
輸送はきわめてスムーズ、各店の旺盛な需要に応えている。


2.システムの構築 〜つねに未来を見据えて          
新規出店しながらも、次和は常に社内のシステム作りを重要視してきました。システム作りの中での次和の基本は、徹底的な「お客様主義」と「現場主義」でした。全てのシステム、設備はこの2つの要素を基本とし、考えられ導入されてきました。平成7年、店舗、本部のラインをより強化するため翌年、本部と全店舗をオンライン化し、リアルタイムで店舗の売上動向を把握できるようにしました。そしてそのシステムは、3年後にはオーダー・エントリー・システムへと発展していき、コンピュータにて一元管理できるようになりました。また、次和は(株)横綱食品久世工場に品質管理室を設置するよう指示し、麺、スープ、焼き豚、ギョーザなどの品質と安全性を常に確認できるようにしました。
このように店舗を増やしながら並行して社内のシステムを作っていくことを、次和は非常に重要視しました。グループ内、社内が効率よく動けるために、すばやく意志の疎通ができるように、常に情報を共有できるようにいろいろな方法が考えられ、システムとして落とし込まれていきました。


独自に開発した横綱専用経営管理ソフト「おしながき」。
創業以来のシビアな計数のノウハウが凝縮されている。


3.100億円企業になるその前に 〜リニューアル          
平成11年正月、横綱グループ3社で前期の年商は約85億円。もう少しで年商100億円企業になる、という時期に次和はこう考えました。「あと数店舗の新規出店で100億円企業の仲間入りができる今だからこそ、あえてその節目には目をつむり、立ち止まり、そして振り返ろう。歩いてきた道をもう一度踏みしめるように・・・。」そう決心した次和はすぐに総務部に指令を出しました。「どこにも負けない、きれいで明るいラーメン屋に作り替えろ。若い女性でも家族連れでももっと入りやすいように。新規出店への知恵と労力を、しばらくは全てリニューアルに注げ!」平成11年6月、オープンしてから丸10年が経っていた久御山店を皮切りに、各地でリニューアル工事が始まりました。その後10月には五条店、12月には醍醐店、そして平成12年に入り、吉祥院店、岸和田店、高野店、川越店、平成13年には平野店、と続々と見違えるように生まれ変わっていきました。「ラーメン横綱の全ての店舗が常に120%でいられるために、ありとあらゆる努力をしよう」そして今回の二年間にわたる8店舗のリニューアルは、「新規出店よりも重要視しなければいけないことだったかもしれない」と気付いたと次和は言います。


年に一度、厨房設備を総入れ替えして徹底した清掃が行われる。
年中無休だから、作業時間は午前5時に閉店してから
11時にオープンするまでの6時間。
まるで戦場である。


4.「基礎こそ、飛躍への近道 〜さらなる充実のために          
「一代目には一代目の役割がある」と、次和はいつも考えているといいます。「一代目は、あまり欲張ってはいけません。自分の役目をしっかり認識し、きちんと果たすべきだと思うんです。それ以外の仕事は、あとに続く人たちのために財産として残しておくべきだと考えています。ある程度上に物を作った今、あえて一歩後ろに戻り、基礎作り、土台作りをもう一度始める。それが今の私の仕事だと思っています。
創業以来、社員を育て、店長を育て、そして幹部を育てる・・・人材育成への惜しみない地道な努力の積み重ねが、ラーメン横綱の現在につながっています。決して、調子に乗らない。必要以上に欲を出さない。顧客サービスに徹する・・・。もちろん、屋台の頃から次和が「大将」と呼ばれて培われてきた家族的な雰囲気も、今も変わっていません。次和は語ります。
「うちの社員はみんな、自分の子供と同じようなものです。かわいくてしかたない奴ばかりです」と。


月1回、本社2F会議室にて行われる全店長会議。
日頃、現場で汗をかいている猛者たちだけに、
会議でのやりとりも威勢がいい。
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今日も、おいしい笑顔の花が咲く…。



               
ある、晴れた日曜日の午前11時。ラーメン横綱では、今日も「いらっしゃいませ!」という店員たちの元気な声が響き渡っています。店内は、ラーメン横綱の味を楽しみにして来てくださった家族連れやカップルの皆さんでいっぱいです。店の外には、行列もできようとしています。
その日、最初の麺が茹であがりました。「麺、あがり!」の一声に、スタッフは一斉に駆け寄ります。湯気の向こうに「笑顔」をお届けするために・・・。
今日も、次和の「子どもたち」は全力で走り続けています。





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